子供の神経衰弱が強い理由は幼児期の特殊な記憶力にあった!遊びで育つ子供の知性とは。

4歳くらいのお子さんをお持ちの方でしたら

一度は神経衰弱というトランプゲームで遊んだことがあるかと思います。

 

1組52枚のカードを使い、伏せた状態でよく混ぜ、重ならないように全部テーブルや床に広げる。まず、ジャンケンをし、負けた人からスタートする。プレイヤーは好きな2枚をその場で表に向ける。2枚が同じ数字であればそれらを得ることができ、もう一度プレイできる。2枚が異なる数の場合、カードを元通りに伏せて次のプレイヤーの順番となる。すべてのカードが取られるまで行い、取ったカードの枚数が多いプレイヤーの勝ちとなる。by Wikipedia

その時に思いませんでしたか?

 

アノマリスト
めちゃくちゃ強い!コレ、うちの子天才じゃないか?

と。

 

そうです。

幼児のうちは神経衰弱のようなゲームがめちゃくちゃ強いのです。

そして幼児が神経衰弱が強いのには理由があります。

 

子供は映像記憶能力が非常に高い

 

子供が神経衰弱ゲームに強いのは、この映像記憶に関係しています。

幼児のうちは映像記憶能力が非常に高いのです。

映像記憶能力は、目で見たものをそのまま絵として記憶しておく能力です。 瞬間記憶、直感像記憶、カメラアイ、フォトグラフィックメモリーとも呼ばれています by https://www.giftedpower.net

 

こどもは、パッと見たものをまるで写真におさめるかのように映像として記憶します。

私たち大人は角がハートの7だ。

角から3番目がスペードの8だ。

などと、理屈を駆使して覚えようとして覚えます。

 

子供は余計な情報を持たないために絵によって記憶しているのです。

この映像記憶能力は、理屈で覚えることが出来ないため、ありのままを覚えるという最も原始的な記憶能力です。

 

子供はこの能力を使うことが出来るため神経衰弱が強いのです。

逆に神経衰弱は、この能力を最も発揮できるゲームの一つと言えます。

 

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映像記憶能力はいずれ消失する

 

この映像記憶能力は、思春期には消失すると言われています。

人間は生きていくために言葉や記号、ルールを覚えていきます。

言葉を使った記憶の方が効率がよいために、やがてこの映像記憶能力が使われなくなるという理屈だと思います。

思春期と言えば、小学校高学年から中学生くらいだと思います。

ずっと映像記憶能力が高いままで言葉を覚え、様々な能力を身に付けて大人になれば、かなりの大物になるかもしれませんね!

 

映像記憶能力は鍛えることができるのか

jackmac34 / Pixabay

 

大人はあるものをパっと見た時に

この色綺麗だな

なんか美味しそうだな

今自分の中にある知識や経験、様々な知性を瞬間的にめぐらせて印象を持ち、そして記憶していきます

 

一方子供は世間しらず、言葉知らずの状態であるものを見たときに純粋に記憶するのです。

 

最初はそこに感想や感情はないわけですね。

次に同じものを見たときに、また同じように記憶すると共に、これ見たことあるという感じで情報量が増えていきます。

 

つまり、この考え方でいくと

言語等による記憶方法を覚えると共に映像記憶能力は消失するという説の一方で、

幼児の時に様々な感情を得る場面を多く経験させることで、映像記憶能力と言語や他能力を共存させることができる。

ということが言えるのですね。

 


記憶力は鍛えることが出来ます。

これは多くの学者が様々な脳のトレーニング方法を紹介しています。

 

アノマリスト
でも、映像記憶能力は鍛えることができるの?

 

答えは、もちろんできます!

 

これについても同じように脳トレで映像記憶を鍛えるゲームも出ています。

 

 

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ただ、子供のようにうまく使えるかどうかがポイントで、大人になると余計な情報を持つがゆえに他の表現方法で済んでしまいますし、そもそも使う場面というのがあまりありません。

 

一方で、受験生をはじめとする学生にとってはかなり強力な能力になりうるのではないかと思います。

それを証明するかのようにこのような記事もあるわけです。

≫≫親と”神経衰弱”する子が東大合格するワケ

 

 

映像記憶力を学生になっても使うことができたら

 

幼児のうちに記憶力を訓練するということは映像記憶能力を訓練するということです。

個人的にはこの映像記憶能力を大人になっても使えるように鍛えることが出来たら、将来的にはかなり強力な武器になるのではないかと思います。

 

見たものを写真に撮るかのように記憶し、それを必要な時に表現できるとしたらすごいです。

例えば、歴史の年表なんかを教科書でパッと眺めたものをカシャっと撮ります。

自分の中にスマホのカメラロールのように貯めこみ、必要な時に思い出す。

 

普通であれば「794年、泣くよウグイス平安京」なんて言葉による記憶をするわけですが、そんな効率の悪いことをしなくてよくなるわけですから。

思春期を越えてからもこの映像記憶能力を持ち、更には言語をはじめとする様々な知性を得ていくことができれば割と無敵な学生時代を過ごすことが出来ます。

 

神経衰弱を続けたら東大に合格できる?

 

JESHOOTS-com / Pixabay

 

こんな記事を紹介しました。

≫≫親と”神経衰弱”する子が東大合格するワケ

これを読んでもらうとわかると思いますが東大医学部生の親の話です。

 

これタイトルの通り受け取ったらダメで、この記事の親御さんが言っているのは

小さい子供に親がどれだけ付き合えるか

ということです。

神経衰弱だけやってれば東大に合格できる。そんなわけはありません!

 

とにかく、子供と一緒に遊ぶということですね。

 

子供には遊びも学習も堺はなく、楽しそうであればやるし、楽しくなければやめてしまいます。

この東大生の親御さんは、子供に付き合って遊びながら、うまく遊びを学習にスライドさせたということです。

それをしなければならないわけではないのですが、子供に付き合うというのは本当に大変なことですよね。

 

特にしつこい時はしつこい。もう1回、もう1回と。

でもこの時の子供は何かを学びたいという表現なのだそうです。

そう思えれば、何とか付き合っていけそうな気がしますね。

子育ては期間限定です!

 

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関連記事は幼児教育についての記事です。

 

 

まとめ

 

子供の神経衰弱が強いのは、幼い頃は映像記憶能力というものが発達しているからということです。

この能力は通常思春期には消失すると言われています。

しかし、この能力を鍛え、維持することで年齢を重ねれば重ねるほど他の能力と相まって、かなり強力な武器になります。

幼児は神経衰弱が大好きです。

そして勝てるから楽しいのだと思います。

このゲーム自体、記憶力を鍛えるゲームであるし、また集中力も高まります。

家庭で楽しくできる幼児教育にはもってこいのゲームです。

 

この映像記憶能力があるんだという目でわが子を見たらまた違った子育ての楽しみができるかもしれませんね。

期間限定子育て、がんばっていきましょう!

 

 

 

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