運転免許更新忘れで大ピンチ!うっかり失効はゴールド免許も失効?対処方法徹底解説。

運転免許証は数年に1回、更新手続きを行う必要があります。
・3年に1回の人
・5年に1回の人
これを忘れてしまうと、最悪の場合もう一度自動車学校からやり直しなんてことにもなります。
免許更新忘れを総称して
うっかり失効
と呼ぶそうです。
この言葉は公式でも使われていることから考えると、よくあることのようです。
もし忘れても救済措置はありますので、焦らず対応していきましょう!

 

 

このようなハガキが更新年の誕生日の1ヶ月以上前に届きます。
都道府県によってデザインは違いますが、記載内容は概ね同じです。

 

このハガキを持って更新手続きを行えばいいだけなのですが、それを忘れてしまうと大変です。

 

今回の記事は、実際に更新を忘れた私が調べてわかったこと、リアルなレポートで解説します。

 

 

このブログにたどり着いたということは、おそらく更新を忘れていた方だと思います。
ピンチですが、まずは状況を正確に把握しましょう。
何日経過しているかで対応はずいぶん変わってきます。
どのような手続きを経て免許再取得となったかわかるように解説します。

 

 

免許証の有効期限切れ。今何日過ぎているか

 

免許更新の忘れは、有効期限から何日過ぎているのかで大きく対応が変わります。

 

期限当日?期限が過ぎて今日は休日?

 

平日

有効期限当日に気づいた方はすぐ警察署へ行きましょう。
受付時間=8:30~16:30
この時間に間に合わない場合は、残念ながら後述の6ヶ月以内と同じです。

休日

例えば、更新期間の最終日が3月1日だとします。
3月1日が土曜日だとしたら3月3日の月曜日までOKです!
【最終日が土・日・祝休日、年末年始(12/29~1/3)の場合は直後の平日まで】
この場合は、間違いなく月曜日に更新手続きを行うようにしましょう。
直後の平日までOKというのはやさしいですね。

 

有効期限切れから6ヶ月以内(ついうっかり忘れorやむを得ない場合)

 

有効期限後6ヶ月以内であれば、割と簡単に再交付が可能です。
不幸中の幸いという感じ。

 

6ヶ月は天国と地獄のはざまと言えますね。
ただ、その理由で少し状況は変わります。

 

6ヶ月以内のうっかり失効

 

ついうっかり更新を忘れてしまっていた場合。
私はこのパターンでした。
ハガキを紛失していた、引っ越しで届かなかった、仕事が忙しかった場合等はこちらになります。
・適正試験(視力検査)
・1時間講習
・学科、実地試験免除

 

これで無事運転免許証は即日発行されます。
帰り道から運転することが可能です。

 

ただし

 

・ゴールド免許ではなくなる
・手数料が通常の更新より高い

 

6ヶ月以内のやむを得ない場合

 

・長期入院していた場合

・海外赴任

・災害に被災した場合

 

この場合は診断書や就労証明、パスポート等を証明書類として提出する必要があります。

 

手続き、手数料等はうっかり失効と同様です。
ここで、やむを得ない場合を証明できた場合は、ゴールド免許が継続します。
これは大きいですね。

 

私もどうにかできないかなと考えましたが、ごまかすことは出来ないです。
そもそも証明できないし、ウソは通らないと考えていいです。

 

うっかり失効中は運転してはいけない無免許状態

気づいてしまったら最後、あなたは無免許です!

 

実際は有効期限が過ぎてしまえば気づく前から無免許ですが、知らずに乗っていた方もいるでしょう。
でももう乗れません。

 

手続きに行く時もダメ、再交付されて初めて運転することができます。

 

準備する書類

 

通常の更新手続きと違い、以下のものの準備が必要です。
特に写真と住民票は手続きに行く前に事前準備しておきましょう。
・失効した免許証
・住民票(本籍地記載)
・写真(縦3cm×横2.4cm)
※この写真は免許証に使用するものではありません。
・手数料
※手数料は免許種類分必要です。
 普通、中型2輪を持っている場合は×2の手数料がかかります。
・やむを得ない場合の証明書類

手数料はいくら?お金はどれだけ違う?

 

これは私が手続きをした東北のとある県の金額です。

 

✔うっかり失効した場合
受験手数料2,050円
受験手数料(2種類目)200円
交付手薄料(2免許分)1,900円×2
講習手数料800円
合計6,850円

 

✔更新忘れをしていない場合
更新手数料2,500円
講習手数料500円
合計3,000円

 

倍以上違います。
忘れてしまったペナルティと考えるしかありません。

保険料にも影響が

何気に痛いのは保険料です。
これまでのゴールド免許がブルー免許になることにより
ゴールド割引が適用外になります!

 

相場は10%~20%.

 

保険屋さんに言わなければわからないことです。
ただし、事故が合った時など、バレるタイミングはたくさんあります。
正直に申告するほうがいいですね。

 

6ヶ月以内のうっかり失効はラッキーと考えよう!

 

実際に忘れていたことに気づくとかなり落ち込みます。
でも、それが期限後6ヶ月以内だとすれば、ラッキーだったと考えるべきです。

 

時は戻りません。
・ゴールド免許がブルーになる。
・当日の支払が倍以上
・保険料が上がる

 

逆に言えば、このペナルティだけで免許証がもらえると考えましょう。

 

 

有効期限切れから6ヶ月以上1年以内

 

うっかり失効でも6ヶ月以内と6ヶ月以上では天と地ほど大きく違います。
半年を超えると状況は悪化します。
6ヶ月以内の場合との違いは、手続きをすれば再交付してもらえる6ヶ月以内に対し6ヶ月を超えると、手続きをしても仮免許しか発行されません!

 

実地試験、学科試験を改めて受験し合格する必要があります。
方法としては2択。
・免許センターで1発試験を受ける
・教習所へ通う

 

試験に合格するまでは無免許状態になるのです。
非常に厳しいですね。

 

うっかり失効1年以上

 

この場合は免許を1から取得し直すことになります。
もちろん一発試験という方法もありますが、合格率はかなり低いということです。

 

警視庁の統計では

普通運転免許の合格率は75%程度。

一発試験では15%程度。

中々厳しい世界です。

 

教習所に通えば時間もお金も多くかかります。
仕事上運転が必要な方も多いでしょう。

 

これはシャレにならないケースです。

 

 

6ヶ月を超えていても再交付されるケース

 

うっかり忘れではなく、更新したくてもできなかった場合です。
既出の「やむを得ない場合」です。

 

しっかり説明できて、証明できれば講習を受けることで再交付されます。
ただし、3年以上になるといかなる理由があっても免許は最初から取り直しです。

 

 

誰でもありうる「うっかり失効」

 

いかがでしたでしょうか。
かなりシビアなシステムであることがわかります。
と同時に、6ヶ月以内であればなんとかなるのです。

 

誰でも起こりうる「うっかり失効」

 

ポイントを確認しておきましょう。

 

更新忘れへの通知は届かない

 

運転免許更新の通知は間違いなく届きますが、更新忘れについては通知がありません
つまり気づくタイミングがないのです。

 

平成○○標記が残っている

 

期限の標記が平成になっています。
これで気づかないので、今うっかり失効は増えているとのことです。

 

うっかり失効に裏ワザはあるか

 

残念ながら裏ワザはありません!

 

警察組織をだまそうとしてもいいことはありません。
どうにかしたいと思う気持ちはわかりますが、ここは従った方が吉です。

 

コロナ禍で免許更新の延長はないのか

 

これはあります。
実は私もコレに便乗してどうにか再交付を受けれないか調べました。

 

警視庁のwebサイトによると
✔有効期限が令和2年3月13日~9月30日の方
・延長申請すると3ヶ月延長できる。
・ゴールド等も引き継がれる

 

✔失効から3年以内の方
(新型コロナウイルスの影響で更新できないことが証明できれば)
・学科、実地試験が免除される。
・6ヶ月以内の失効と同様の対処がされる

 

どうにかコロナに便乗できないかと考えましたが、結果的には該当しませんでした。
悪い考えは通用しません。

 

有効期間が上記の期間にあって忘れていた方については一度確認してみてください。

 

 

免許センターと警察署 どっちで手続きする?

 

どちらでも手続きは可能です。
違いは
・免許センターは即日交付
・警察署は後日交付。
更新期限最終日以降は無免許状態です。
うっかり失効の場合は、できれば即日発効される免許センター等で手続きを行いましょう。

 

警察署で手続きをしても交付が2週間後だと、その期間運転できないのは影響が大きすぎるからです

 

最初に取った原付の免許は失効させてもよい

 

私の免許取得経歴をご覧ください。
①原付免許を取得
②普通自動車免許を取得
③中型自動二輪免許を取得

 

免許証には3種類の免許が印字されています。

 

つまり、3つの免許証をうっかり失効した状況になりました。
3つとも再交付すると、手数料は×3です。
それで、窓口のお姉さんとも話をして、原付分は失効させることにしました。
普通免許があれば資格には問題ありません。
ただし、今後印字されることはありません。

 

失効に気づいてから免許再交付(私の場合)

 

気づいたきっかけと、その日の行動

①たまたま妻が引き出しの整理整頓のしてハガキを発見しました。

 

②改めて免許証を確認。
見ると完全に期限切れで一気に青ざめて行きました。

 

③ネットで色々調査
分かったことは
・6ヶ月以内であれば割と簡単に再交付可能
・ゴールドは失効しそう
・最寄りの警察署で手続きができる
・手数料は少し多くかかるかも
・運転はできない

 

④会社の上司に連絡し、翌日の休みをいただく。

 

⑤必要書類の確認(ネット)
特に住民票と顔写真は事前準備が必要のようです。

 

うっかり失効発見の翌日の行動

 

①妻の運転で市役所へ行き住民票ゲット。

 

②警察署へ出向きました。
警察署でも再交付の手続きは可能だが2週間程かかるとのこと。
しかもその間は無免許になる。

 

③車で1.5時間程の免許センターへ。

 

 

受付、適正検査(視力)、手数料支払い、写真撮影、1時間講習
を経て
無事免許証を手に入れることができました。
もちろんゴールドはブルーに変っていました。

 

うっかり失効で失ったもの

 

・ゴールド免許
・多い手数料
・多い保険料
・時間
・信頼
そして、だらしないというレッテルが貼られることになります。
それが結構つらかったです。

 

今後の対策

 

今回のうっかり失効での再交付により、次は3年後の更新です。
しっかりGoogleカレンダーに入力しました。
これで忘れることはありません。
本当に悔しい思いをしたので、もう二度と繰り返さないよう誓いました。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。
うっかり失効であせってネット検索した人はここまで読んでくれた方はいないかもしれません。

 

それくらい気が動転し、早く情報が欲しく、理解が乏しい状況になります。
どうなるんだーってすごく焦った記憶があります。
本当に気づいた夕方から免許再交付までは本当に心ここにあらず。
不安でいっぱいでした。

 

この記事では、私がうっかり失効をした時に欲しかった情報をまとめました。

もし今うっかり失効中の方は参考にしていただけると嬉しいです。

 

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