【お歳暮・お中元】必要?不要?いまさら聞けないマナー&近年の傾向を解説!

お歳暮やお中元といった日本らしい仕来り(しきたり)。

言葉は知っているけど、近年は詳しく知っている人は少ないです。

 

✔お歳暮とかお中元って何?必要?

✔サラリーマンはお歳暮・お中元を贈るべきか?

✔贈るなら、いつ誰に何をおくるべきか?

贈ることが常識なのかどうなのか?

 

今更人に聞けないなあと思っている方はいませんか?

中々人に聞きにくいことですが、この記事で全てを解説していきます。

 

 

贈答そのものの考え方が変ってきた

Bob_

 

「贈答」という行為そのものが、時代と共にこのに関する考え方も変化してきているのも事実です。

 

・上司にこび売るようで嫌だな

・周りがどう見ているのか

・受け取る方にも迷惑なのでは?

 

近年は虚礼廃止の傾向は顕著です。

企業同士のお歳暮もかなり少なくなっていますね。

個人とはいえ、会社の人へモノを贈る行為に対して、少しネガティブな印象を受ける方も少なくないでしょう!

 

※虚礼廃止とは、形だけで心のこもっていない、意味のない儀礼はやめるという意味

 

 

【基本情報】お歳暮、お中元って何?

Free-Photos/ Pixabay

 

【お歳暮やお中元】

日ごろお世話になっている方、目上の方へ感謝の気持ちを込めて贈り物をするもの

会社関係、親戚、家族、仲人 など

 

時期金額相場のし人気商品
お中元東日本:7月初旬~15日

西日本:7月中旬~8月15日

3,000円~5,000円御中元

紅白の蝶結びの水引

飲み物、果物、冷菓等
お歳暮東日本:11月下旬~12月20日

西日本:12月13日~12月20日

3,000円~5,000円御歳暮肉や魚、お菓子、鍋料理の具等

(時期:高島屋公式ページより)

 

(画像引用:山田平安堂)

 

ちなみに、もらった場合は2~3日以内に御礼の連絡を入れます。

目下から目上への贈り物ですから、お返しは必要ありません

 

 

お中元・お歳暮の市場規模

 

矢野経済研究所によると

母の日や父の日も加えたギフト関連の市場規模は10兆円を超えるというデータを出しています。

 

 

お中元やお歳暮等、義理で贈るケースは減少傾向にありますが、個人的な贈り物、カジュアルギフト、パーソナルギフトの需要は高まっている傾向にあります。(母の日や父の日、敬老の日等)

 

 

お中元・お歳暮で人気の商品

 

贈答品としての定番、人気の品は以下の通り

人気商品
肉類(肉、ハム、ソーセージ)

お酒(ビール、日本酒、焼酎、ワイン)

海鮮(カニ、フグ、鍋セット)

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山口ふぐ本舗きらく
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お菓子

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とらや
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フルーツ

飲み物(コーヒー、ジュース)

 

こんな感じです。

 

自分では買わないけど、もらってうれしいものいいのだと思います。

また、遠く離れている方への贈り物でしたら、ご当地グルメなんかもいいですね。

 

 

お歳暮は贈るべきか

 

果たしてお歳暮やお中元(以下お歳暮)は贈るのが最低限のマナーなのでしょうか?

 

贈る予定がある 44.7%

贈る予定はない 55.3%

2019年FNNプライムオンライン調査結果

 

ちなみに私は40代のサラリーマンです。

これまでたくさんの上司につかえてきましたが、贈ったことはありません。

会社自体がそのような文化が無いこともあり、教えられることもありませんでした。

現在、部下もいますが当然贈られたことはありません。

20代の頃は、「もし自分以外の人みんな贈ってたらどうしよう」

なんて思ったこともありました。

 

 

 

結論:贈らなくてもいい時代である。ただ会社の風習も考慮し上司へ相談。

 

結論から言うと今の時代にはそぐわない制度です。

会社関係の人にはお歳暮は贈らない。

ただ、まだ会社によってはそういう風習が残っている場合はあります。

一度信頼できる上司に相談してみたほうがいいかもしれません。

 

 

ただ、そういう文化があるなら、あなたの時代に無くしてあげるくらいでいいのかもしれません。

コンプライアンスの問題で企業同士のやり取りを禁止しているケースもありますから、無くすることに大きな批判はないでしょう。

贈るなら、義理で送るようなことではなく、本当にお世話になっている相手に心をこめて贈りましょう。

 

ご両親に贈ってみよう

 

Anemone123 / Pixabay

 

40代になり、1つ思いが芽生えました。

 

両親に対しては贈ってみようかなということです。

 

 

両親に対する感謝の気持ちがここ最近は大きくなっていて、お歳暮贈ったからどうだというわけではありませんが、改めて感謝の気持ちを表す場面がないのでこういった制度を利用するっていうのはひとつかなと思うのです。

 

お歳暮の送り先のデータも仕事関係よりも、身内への送り先が多いです。

 

 

終わりに

 

時代的にお中元やお歳暮は、あまり流行らない制度になりました

贈ったら喜ばれるかもしれませんが、贈らなくても責められることはありえません。

相手は人間ですからなにかしらのメリットはあるかもしれませんが、お歳暮ごときで出世に影響するなんてこともないと思います。 

 

年賀状も同じ。

惰性で贈る、義理で贈るくらいならなくてもいいと思います。

ただ、古い風習の残る会社はまだ多くあります。

気になる場合は、信頼できる上司に確認しましょう。

 

一方、パーソナルギフト分野は増加傾向にあります。

ネット上でもおおくのショップが充実のラインナップ。

そして時期になると多くの広告をだします。

需要はまだまだ大きいようです。

 

核家族が多い現代。

お歳暮を通してコミュニケーションをとっていく。

一度ご両親に贈ってみませんか?

 

これでご両親との関係がよりよくなれば

この制度は大成功なんだと思います。

 

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