【中学生】子供のやる気がないのは親の過度な期待が原因!あなたは子供を信頼してますか?

  • 2019年12月23日
  • 2019年12月24日
  • 子育て
子育て中、特に中学生くらいになると大人と子供の間ですれ違いが生まれます。
それは親の期待が原因のことが多いです。

 

 小学生は親の期待をモチベーションにする
 中学生は親の期待はプレッシャーとなる。
その結果、親との距離を取ることを選択してしまいます。

 

mmb
ほんとに、ウチの子は他の家の子と比べて全くやる気がない!全然がんばらないから何も結果が出ないじゃないか!

 

そんな風に思っている親御さんに対して、その時のメンタルについて解説します。
過度な期待をしないで待つべき理由です。
自分が実体験として感じたことなので、これから中学生を迎えるお子さんをお持ちの方はぜひ読んでみてください。

 

期待とは、望み、待つこと。

期待って待つことなんです。
それだけだったらいいんですが
あることを望んでしまうからちょっと中学生には重たいのですよね。

 

親が基準となる期待が諸悪の根源

 

親が望むことの基準は親である
これが一番悪い原因なんです。

 

ウチの子はここまでは出来る!
ウチの子はこんなことが出来る!

 

だいたいの親はそう期待するのです。
この基準は親が勝手に判断して決めた基準なんですね。
そして仮にその基準に達しない場合は怒りに変わるのです。
とんでもないと思いますが、自然にやっちゃっている人は予想以上に多いです。
そしてみんなそのことに気づいでいないのです。

 

期待はマイナス評価になりがち

 

Fotorech / Pixabay
本来は10点しか出来ない子供が、
努力してがんばって50点取れたとします。
でも、親の期待は80点は取れるはずだ!と言っていたとき。

 

どうでしょう。

 

10点から50点まで努力してあげた40点分は、まったく評価されず
「なんで出来ないんだ!サボってるんだろ!」
期待値に足りない30点に対して怒りの矛先が向くわけです。

 

先ほども書きましたが、80点は親が決めた基準なのです。
これでは子供がやる気無くなるに決まってます。

 

なぜ親は期待するのでしょうか

 

 子どもに苦労して欲しくない!
 間違った道に進んでもらいたくない!
 失敗してほしくない!
 正しい方向に向かって力を発揮してほしい!
といったところでしょうか。
でも本質を言うならば
他の子との比較!!
これがかなり大きな理由ではありませんか?

 

 テストであの子よりもいい点数を取ってもらいたい!
 バスケセンスはあの子よりもあるはずだ!
 試合に出てもらいたい!
そんな理由から期待することが多いというのが本質なのです。

本当に子供はがんばっていませんか?

 

期待の裏腹に、子供の努力が足りないとかやる気がないと決めつけ
「あーしろ、こーしろ」とプレッシャーをかけてしまうのが親です。
確かにやる気がない子もいるかもしれません。

 

でも本当は
自分のウィークポイントを自覚して人知れず悩み、努力していたらどうでしょうか?
こういった場合の親の小言など、何の意味も持たないということがわかるでしょう。

 

期待よりも信頼しよう!

 

子育てはとても根気がいるものだと思います。
親のつとめとは、勝手に期待値を決めて待つよりも子の現状を受け止めて、信頼することが大事です。
実践することは中々難しいのですが、わが子を信頼するのです。
遠回りかもしれません。
一度は間違った道に進んでしまうかもしれません。
そこで待つことができるかどうかが親の器量です。

 

子供に期待しない親はいない

 

それでも、子供に期待しない親なんかいないんです。
言っていることが矛盾するかもしれませんが、期待は愛情です。
でも、期待がプレッシャーに変わって逃げ出してしまう瞬間もあるのです。
それは中学生には顕著に表れます。
 幼少期や小学校低学年までは、親に褒められたい気持ちが強いので親から期待されることに喜びを感じます。
 しかし、中学生になると反抗期も重なって、親の愛情のある期待はウザい対象となります。
 期待することで子どもをマイナス評価しか出来ない状況となるのでさらに溝は深まります。

 

信頼すると、少しの成長が喜びに感じ、子供も感謝し始めます。
信頼がのちに期待してくれていたんだと子供はそこで初めて愛情を感じるのですね。

 

子供に「期待していない」と言ってはいけない

 

期待しないで信頼する。
これは期待しないのとは違います!
期待を言葉や態度で表現すべきでないということです。
まして、言葉や態度で「期待していない」ということを伝えることはまさに逆効果です。

 

期待せずに信頼するにはコーチングを学ぶ

期待しないということは、興味を持たないということではありません!

むしろ興味は持ちましょう。
ただ、こうした方がいいとか、こうしなさいとか舵を取ろうとすることだけは避けるべきです。
いわゆくコーチングができると理想的ですね。
コーチングとは、理想の状態に導くものです。
教えるのではなく、導くのがコーチング。

 

子どもに対して自発的な行動を促すというちょっとレベルの高いスキルです。
期待していて、なんとかしたい、力になりたいと思うのであれば
コーチングを学ぶことをおススメします。

 

期待より信頼はビジネスでも必須なスキルである

 

子育てでも大事ですが、ビジネスでも部下との関係では必須なスキルですね。
とかく、部下に仕事を頼む時は自分の基準でクオリティを求めるものです。
頼んだ通りに出来ない部下に対して、いちいちダメ出ししていたら、部下からの信頼が揺らぐ結果になるのは言うまでもありません。
信頼することで自分の信頼が得られるということです。

 

まとめ

 「期待」は相手に覚悟を求める。

 「信頼」は自分の覚悟を求められる。

ワコール創業者“塚本幸一”

この心をいかに持てるかでしょう。

子どもに一方的に覚悟を求める前に、自分の覚悟は決まっていますか?

一緒に学んでいきましょう。

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