中学生男子の反抗期は親の接し方次第!第二次反抗期の対応方法のポイント!!

中学校に入ると反抗期になる男の子は多いです。

 

この間まではかわいい小学生で、多少苦労しながらも親の言うことをよく聞いていたのに。

ある時から急に態度が反抗的になります。

 

幼児期:第一次反抗期

中学生頃:第二次反抗期

 

この思春期真っ只中の第二次反抗期は本当に苦労する親は多いです。

今回はそんな反抗期を乗り越えるポイントを整理したいと思います。

 

中学生男子の反抗期の特徴

AnnaKovalchuk / Pixabay

まずは思春期と言われる中学生時代の反抗期の特徴をおさえた上で対策をとりましょう。

①親離れ子離れ

 

とにかく親との距離を取り始めます。

会話的にもそうですし、行動も一緒にしたがらなくなります。

 

親離れともよく言われますが、自立した人間になるための大人への第一歩です。

 

子離れができていないという自覚がある親もいるかもしれません。

この間までは一緒に寝たり、遊んだりしてたのに急に距離感が生まれますから

特にお母さんはショックを受けることもあるでしょう。

 

②反抗的態度

 

態度や言動、目つきなど、色々な面で反抗的になります。

思春期って感じですね。

 

✔素直じゃなくなくなった

✔反応が薄い

✔反応がない

✔「うるさい」「別に」といった言動

✔とにかく言うことを聞かない

✔面倒くさいなという態度を全面に出す

 

カチンときますがそういうものと思うしかありません。

「なんで俺だけ?」とか「だって」「じゃあ」とか。

 

とにかく素直じゃないというのが特徴です。

 

 

③無気力

やる気がないです。

 

勉強、部活、手伝いなど、基本的にゲームや遊びをしたいのは同じなのですが

辛いこと、苦しいことを避けて通ります

 

そして親が何か言えば、②の反抗的態度で返ってくるわけです。

この時期の子供は、この時の親の小言を非常に嫌います。

 

②③の無限ループに突入です。

 

中学生男子の反抗期への対応方法

 

 

中学生の反抗期の対応。

実際問題かなり難しいです。

 

まずは以下のポイントを押さえておきましょう。

 

無関心を装いながら関心を持つ

 

子供には常に関心を持っていないとダメです。

特に思春期は、ちょっとした変化を見逃さないようにしないといけません。

イジメ(する側、される側)や非行に走ってしまう可能性も高いからです。

 

常に見ていて、おかしい時はしっかりと関わらなければいけません。

 

「親」という漢字の成り立ちを知っていますか?

分解すると「立」「木」「見」です。

親は木の上に立って見ている

ということです。

 

とはいえ、小学生の頃のように、ベッタリ子供と相思相愛というわけにはいきません。

 

とにかく、このころの子供は干渉されることを嫌がります。

 

学校のことや友達のこと、部活の事などはあまり問いたださず、本人が話をしてきたときにしっかりと聞いてあげることが大事になってきます。

 

我慢

 

反抗的態度や無気力があったときに親が我慢できるますか?

 

だいたいの人は我慢できず、「なんだその態度は!」となってしまいます。

 

子供が成長する過程で反抗期になり変わっていくのに対して親がちっとも変わらなかったらそれは対立します。

 

子供が変化を受け入れて精一杯一生懸命生きているのですから、親も変化を受け入れないといけませんね。

 

反抗的な態度を取られた時に、出来る限り我慢するという意識を持ちましょう。

その場でその態度を修正して今後そうしないように言って聞かせる

というのは到底無理な話です。

 

反抗的態度に対して、母親でしたら上からかぶせて言い争うのではなく、悲しい意思を出し、

父親でしたらスルーするのがこの時期は一番いいです。

 

叱るラインを高めに定める

 

それでも言わなければならない時はあります。

 

物にあたる

母親に度を越える言動をする

弟や妹に対して暴力を振るう

社会的にルール違反を犯す

 

このような場合は、親の責任でしっかりと叱り言って聞かせる必要があります。

 

一方で、

単純に無気力である場合

やる気がない場面

 

この場合は頭ごなしに怒るべきではありません。

火に油を注ぐ結果になります。

 

父親だとよくありがちなのが、立場の違いを見せる、威厳を保つためにという意味で叱ってしまいがちです。

 

それは意味がなにので、父親が出来る最高の対策はスルーです。

これまでだったら叱っていたようなタイミングでも思春期の反抗期では叱るべきでないタイミングがたくさんあります。

叱るラインをしっかり意識することが大事です。

 

過度に干渉せず

 

子供がそっけない態度をとるときは理由があります。

話したくないんです!!

それをまずわかってあげましょう。

 

特に母親は子供に対して質問攻めすることがあります。

これが子供は一番嫌います。

 

子供のことはなんでも知りたい、友達関係も知りたいというのは親でしたら当たり前の考えです。

でも我慢です。

 

 

子供が「別に」、とかそっけない返事をするときは

もうこれ以上俺に関わらないでくれというメッセージだと受け取り、親側から距離を持つようにしましょう。

いずれ帰ってくるのですから。

 

期間限定の反抗期だから仕方ないという思考

 

今、反抗されたからといって、今解決することはできません。

反抗期中は絶対に治りません。

 

でもいずれ終わることです。絶対に。

いちいち子供の言動に反応するのではなく、誰もが通る道であり、あと数年で無くなる貴重な時期であると意識することが大事です。

 

中学生男子の反抗期に親がやってはいけないこと

 

力ずくで言うことをきかせるのはNG

本当に戦えば中学生くらいでしたら親が勝つかもしれません。

でも力ずくで、権力を振りかざして言って聞かせることは本当に意味がありません。

 

言葉や経験の優位性を持っていますが説得することは不可能です。

だって子供自体、納得するわけないんですから。

 

否定ばかりしない

 

片付けをしない、ゲームに夢中な時

「だから○○なんだよ」とか「ゲームばっかしてるから成績が・・・」とか

悪いことを全て意味もなくつなげて否定する。

これはNGです。

 

叱るときの極意で

叱る時はその行動を攻め、人格は攻めるな!というものがあります。

 

あれもこれも否定していると受け取り方が反抗期ですから人格否定された気持ちになります。

そのあたりを考慮した接し方をしましょう。

 

質問攻めはしない

これは先ほど書きました。

子供は親に干渉してほしくない時期があり、それが思春期です。

質問攻めしてしまいそうなお母さんたちももちろん多いでしょう。

 

友達関係等はお母さんの心配事の一つですから聞きたい気持ちはたくさんあるのはわかりますが、このコンセプトをわかっているだけでグッと耐えられるようになるはずです。

 

周りと比較したり、親の価値観を押し付けない

 

親が特にやってしまいがちなのが、周りとの比較です。

実は何も意味のないことなのですが、なぜかやってしまうんですね。

 

それはほとんどが親のエゴです。

 

どこそこの家庭には負けたくないという。

子供には全然関係ないことです。

 

子どもがある子に負けたくないと言うなら話は別ですが。

 

 

それから

「自分の時はこうだった」「お父さんはこうやった」などという親の経験と比較することもNGです。

まずは大人として接する気持ちが大事です。

 

子どもを子どもとして接するのではありません。

思春期の反抗期には子供を一人の大人として認めてあげましょう!

 

このころの子供は考え方が卑劣になっている可能性が高いです。

 

正論はその通り受け取ってくれないです。

親の経験上、言って聞かせたいことはあるかもしれませんが

でも生きていくのは子供なんですよね。

 

中学生男子の反抗期はどのくらい続くのか

 

さて、反抗期の対応方法とNGを紹介しました。

果たしてどのくらいこの反抗期は続くのでしょう。

 

というか、上記の対応をしながらどの程度の期間過ごせばいいのでしょう。

反抗期に厳密に期間の定義はありません。

ただ、一般的には小学校の高学年から中学校卒業までと言われています。

 

子育て4訓

 

これまで思春期の反抗期についてまとめてきました。

1、乳児はしっかり肌を離すな
2、幼児は肌を離せ、手を離すな
3、少年は手を離せ、目を離すな
4、青年は目を離せ、心を離すな

 

額目通りにできたらなと思いますが

中学生はこれでいうと3の少年ですかね。4ともいえますか。

この子育て四訓を意識した関わりができれば

きっと思春期の反抗期は乗り越えていけるのではないかと思います。

 

まとめ

 

反抗期は本当に難しいです。

力ずくでいきたい場面は数多くあります。

 

でもそれは意味がありません。

思春期の子供は子供でありつつも大人としてみてあげることがすごく大事です。

 

意見を尊重する、反抗的態度にも理由があることを考える。

早速明日から意識をして子どもと関わっていきましょう!

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