ながらスマホ厳罰化!やっていいこと悪いこと【まとめ】ポイントは2秒以上の注視!

運転中の「ながらスマホ」を厳罰化する改正道路交通法が2019年12月1日施行されました。
厳罰化し、取り締まりを強化することで事故抑止を図る目的です。

 

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確かにながら運転が原因の事故のニュースは増えてるから当然かも!
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あれって、カーナビはOKなの?信号待ちのスマホチェックはいいんでしょ?

 

人は慣れるまでは中々クセは抜けません。
運転中のスマホは本当に危険だとわかっていると思いますが、「ちょっとなら」くらいで軽く考えていると痛い目にあいそうです。
今回は何が良くて何がダメか、出来る対策等を解説します!

 

なぜ今ながらスマホの厳罰化が行われるのか

その大きな理由はこれです。
ながらスマホが原因の交通事故が急増している。
運転中の携帯電話使用の罰則規定が道路交通法に盛り込まれたのが1999年。
20年たった今、携帯電話使用が原因の交通事故件数は2790件もあるのです。

 

警視庁提供のグラフです。

 

携帯電話等を使用していた場合の死亡事故率は、使用していない場合の2.1倍です。
ながらスマホがゼロになれば事故は減るという算段です。

厳罰化の前後で罰則はどう変わる?

携帯電話の使用等(保持
●罰則
5万円以下の罰金 ⇒ 6月以下の懲役又は10万円以下の罰金
●反則金
普通車の場合 6,000円 ⇒ 普通車の場合 18,000円
●点数
1点 ⇒ 3点
携帯電話の使用等(交通の危険
●罰則
3月以下の懲役又は5万円以下の罰金 ⇒ 1年以下の懲役又は30万円以下の罰金
●反則金
普通車の場合 9,000円 ⇒ 適用なし 非反則行為となり罰則が適用
●点数
2点 ⇒ 6点

 

わかりやすい画像で表すと
(引用:FNNPRIME)
このようになります。

「保持」と「交通の危険」の違い

同じ携帯電話の使用等という中に「保持」と「交通の危険」と2つに分類されます。
この違いを説明します。
以下は「道路交通法の一部を改正する法律の施行に伴う交通警察の運営について」という
警察庁が通達した文書に明記された定義です。

 

無線通話装置を通話のために使用し、又は画像表示用装置を手で保持して これに表示された画像を注視する行為

 

道路における交通の危険を生じさせた場合
わかりやすく言うと、「事故を起こしたか起こしていないか」ということです。

 

どこまでなら許される?そして対応策はあるのか

スマホの操作に関すること

・基本的に、スマホを操作することは100%アウトです。
中身を確認したり、アプリを起動させたりすることも100%アウトです。
つまり、操作のために画面を注視する行動がアウトということです。
着信があったからといって、車が動いているときにスマホを手に取って相手を確認するような操作も基本的にはアウトになります。

 

信号待ちのスマホ操作はOK?

これは法律的にはOKです。
ただいつ信号が変わるかわかりませんし、信号待ちの時は運転中に着信があった時にスマホを操作するのはOKなのです。
ただ、実際使用はおススメできず、誰からの連絡だったのかを見る程度にした方がいいです。
信号が変わったことに気づかず、それを見られていた場合はアウトになる可能性が高いからです。

 

注視していたかどうかがポイントとなる

注視というのは、画面を注視したかどうかです。
タイム的な目安は2秒以上といわれています。

 

通話について

通話についてもアウトです。
しかしハンズフリーはOKですから、その環境を整えておくことはいい対策ですね。
特に仕事上、運転も多く、また携帯電話への仕事の着信が多い方はこの対応を早急にするべきでしょう。

 

ただし、イヤホン等で両耳をふさいではいけません。片耳です。
Bluetoothのハンズフリーを付けるか、今の車はカーナビと連動した機能もありますので操作せずとも通話ができます。
これはとてもいいのですが、1人で運転中にかぎります。
誰かが同乗していた場合、会話が全て丸聞こえになりますからね。
スマートフォンをホルダーにセットして、カーナビとして使用するのはOKです。
但し操作しなければです。
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SiriやOK Googleを使用すれば操作しないで使うことが出来ますからよい対策の1つになるでしょう。
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これも注目です。
この商品はハンドルにセットしてスマートフォンをリモコンで操作できるものです。
ながらスマホ厳罰化への対策として注目されている商品のようです。

 

ちなみに、タバコや飲食については罰則はありません
カーナビの操作についても注視したら完全にアウトです。
カーナビは注視して使うものですからね。
中々難しいです。

ながらスマホよりカーナビ操作が危険!

今回は携帯電話等ということで、ニュースでも「ながらスマホ」という言葉がにぎわせています。
スマホが悪という感じになっていますが、実際は携帯よりもカーナビの方が事故件数が多いのです。
実際に使っている方は何となくわかると思います。

 

好きな音楽を選ぶ、地図に行先を入力する等と言った操作は2秒以上の注視は絶対してしまいますからね。
今の車はハンドルにリモコンがついているものもあります。
それで音量を上げたり、選曲したりくらいなら検挙につながることはないです。
カーナビにしろ、スマホホルダー設置のスマホにしろ
画面に目線と意識が2秒以上いったらアウトです。
この2秒ルールを覚えておくといいでしょう。

 

検挙された場合、言い逃れは可能か

ながらスマホの検挙は、取り締まり中の警察官に目視された場合に成立するとされています。

 

では、証拠もないので「絶対に使っていない、見ていない」と言い逃れることはできるのか。
結論からいうと、99%難しいと言っていいでしょう!
なぜならあくまでも基準は目視した警察官ですから。

 

警察官が目視していること、また履歴等の時間を確認します。その中で警察官相手にウソをつきとおすことはかなり難しいと思います。
事故を起こして人生棒に振るに助けてもらったと思い、正直に告白しましょう。
本当にしていたらですよ!
一切注視しておらず、本当に手に持っていただけだとすればちゃんと説明するとわかってくれるかもしれません。

運転中にスマホを使ってしまう心理とは?

今や、スマホはただの通話やメールによる連絡手段だけではありません。
SNSを使用するにしてもタイミングやスピード感がかなり大切な要因です。

 

時代といってしまえば早いのですが、それだけ生活がスマホに支配されているのです。

 

また操作性が非常にシンプルで簡単。これも運転中の操作ができてしまうという状況を産んでいます。
職種や年代も関係してくるかもしれません。
営業の方やサービス業の方でしたら、携帯電話に連絡が来ることは珍しくありません。
逆に店舗に連絡する方が少ないですね。
お客様ですから、待たせたくない、すぐ対応しなければいけないという意識は働きます。
かけてくる方も用事があってかけているわけですからすぐ出てもらいたいと思っています。
日本全体が運転中はスマホは触れたり見たりしてはいけないもの!という認識にならないと、スマホの利便性からいって運転中に触ってしまう人は少なからずいてしまうのかもしれません。

 

結論:運転中に使用しないことに慣れるしかない

1992年、一般道での運転席と助手席のシートベルト着用が義務化されました。
子供ながら窮屈に思ったことを覚えています。

 

あの時の違和感と同じで、ルールは次第に慣れていくものです。
運転中はスマホ操作を行わないのが当たり前となるように、行動していくしかありません。

まとめ

2019年12月1日より、ながらスマホ運転の罰則が厳罰化されています。
ホントに今までと同じ気持ちでいたら大変です。
事故起こしたら一発免停で、そうなると生活にも大きな支障が出ます。
今回の措置はあくまでも事故を減らすためです。
「うっかりしていた、知らなかった、見ていない、ちょっとだけ」
みたいなことは通用しません。
基本的には以下の通りの対応をした方がいいです。
・基本的には触らない。
・電話の可能性が高い人はBluetoothのハンズフリーを積極使用
・SiriやOK Googleを使用
・ナビうまハンドルリモコンfor Yahoo!カーナビリモコン等を使用する。
その中でも、私はsiriをうまく使いこなすのが結構大事かなーって思いますね。
そしてさらにsiriが進化していくことを期待します。
さあ皆さん、siriの練習をしましょう!

 

ながらスマホは本当に危険です!
ちょっとした油断や、通い慣れた道だし、ちょっとなら大丈夫という慢心が一瞬の事故をおこしてしまいます。
今回の厳罰化をきっかけに意識して運転中はスマホから離れる努力が必要です。

 

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