目次
インフルエンザ予防接種の効果と持続期間
効果は接種した2週間後から出ると言われています。
そこから持続する期間は3〜5ヶ月と、かなり幅があります。
ではいつ予防接種することが望ましいのでしょうか。
インフルエンザ予防接種はいつ行うべきか
ワクチンを予防接種した段階で2週間後から5ヶ月間効果があるということが
一般的に言われていますので、流行期に効いている状態にする必要があります。
インフルエンザの流行期
グラフは東京都の過去5年分のインフルエンザの報告数を月別に表したものです。
定点報告数とは
感染症の報告に使用される指標で、無作為に選ばれた医療機関からの報告数で、人口及び医療機関の分布図を勘案して、出来るだけ該当都道府県全体の感染症の発生状況がわかるようなもの
で、私達一般人はこのことを詳しく理解する必要はありませんが、
とにかく、この報告数が多ければ多いほど感染する可能性は高いわけです。
このグラフから分かることは
毎年12月頃に流行が始まり、1.2月にピークを迎え、4月になると終息する
ということがわかります。
5年間同じように流行しているのですから、毎年同じ時期に流行すると考えても良いでしょう。
全国で地域的なズレは生じますが、ピークはだいたい似たような頃に起こります。
インフルエンザ予防接種をするベストなタイミングとは
ワクチンの効果が2週間後から出るとするならば、
やはり11月中旬には実施することが望ましいと言えます。
12月から効きはじめ、4月までの5ヶ月間効果が持続すれば良いということです。
ピークがわからない段階では終息が遅くなったりすることもあるかもしれませんが
感染の可能性の高いピーク時に効果を持たせておくことはできるかと思います。
インフルエンザ予防接種は効果があると言えるのか
インフルエンザワクチンは、不活化のワクチンを体に入れ、免疫細胞を作ります。
つまり、体の中でインフルエンザワクチンの感染を阻止するための抗体を準備する
ということです。
厚生労働省では。インフルエンザワクチンの効果について
「インフルエンザワクチンの最も大きな効果は、「重症化」を予防すること」!
と言っています。
つまり、
予防接種を行えば、インフルエンザに絶対にかからない。というものではない
一般的にインフルエンザワクチンの有効率は
成人で60%、乳幼児では20〜60%と言われています。
風疹の予防接種は95%以上と言われていますから、その差からも決して予防接種をしたから
安心できるものではないことがわかります。
流行のウイルスがA型かB型でワクチンの効果は変わる?
厚生労働省によると、
接種されるワクチンはそのシーズンに流行することが予測されると判断されたウイルスを用いて製造される
ということです。
結果、流行するウイルスによってはワクチンの効果も変わってきます。
とはいえどちらかが多いということであって、
流行期にはA型もB型も発生しますから効果ゼロということもないです。
インフルエンザの予防接種はするべきなのか
これまでの情報での判断となるわけですが、
ワクチンを接種してもなるときはなるし、接種しなくてもならない人はならない
という現実がある以上、正解は無いというのが回答になります。
ただ感染の確率が下がるし、重症化に効果ぎあるということは事実ですから、
絶対に感染したくない人は予防接種した方がいいでしょう。
インフルエンザ予防接種より有効な予防方法とは
インフルエンザ予防接種より有効な予防方法は
うがい、手洗い、マスク
です。
特にうがいと手洗いは最強だと思います。
インフルエンザの感染経路は
くしゃみや咳による飛沫感染
か
感染者が触れた所を手で触りその手で鼻や口などを介して感染する接触感染
です。
常に清潔を心がけることが感染予防につながります。
あとは月並みですが
健康的な生活です。
よく食べよく眠り強い体にしておくことです。
加えてインフルエンザ予防接種をすることが、私たちが出来る最大の予防法と言えます。
流行期間中は大型ショッピングモールに行ってはいけない
それから、自分を守る、家族を守るためには
流行期間中の大型ショッピングモールへのお出かけは控えましょう!
感染の原因を医師に聞くと、学校での感染はもとより
土日に同じ大型ショッピングモールでの感染がかなり多い現状です。
意識の問題です。
どうしても買い物で必要がある場合は、
夜や朝一番など、お客さんが少ない時間帯めがけて行き、
目的を果たしたらすぐ退散することです。
予防意識のない人々が多数いらっしゃいますから
暇だからと言って遊びに行くことは絶対に控えてください。
感染症予防については下記の記事をご参照ください。
インフルエンザの予防接種を受けたら熱が出た?
インフルエンザの予防接種はウイルスを体内に入れて抗体を作るということをやりますが、
予防接種によってインフルエンザに感染するということはありません。
ただ5〜10%の人が副作用として、インフルエンザ症状に似た、
発熱や倦怠感に襲われることがあるようです。
これは確率の問題ですから仕方ありません。
インフルエンザ予防接種の料金は?
保険が効かないものですので、全額自己負担となり、
また料金は医療機関によって異なります。
1回3,500円〜4,000円程度のようです。
また、13歳以上は1回ですが、
子供の場合は2回接種となりますから2回分の費用がかかります。
家族全員となると中々の出費です。
会社で従業員への福利厚生で補助を出す場合、行政でお年寄りや子供への補助がある場合などもありますのてお勤めの会社、お住いの市町村窓口へ確かめてみてください!
我が家でインフルエンザ予防接種をしない理由
我が家の状況をご紹介します。
父、母はどちらも会社で集団接種をしていて、料金は半額の補助をもらっています。
保育園、小学生、中学生の子供は4年前から予防接種をしていません。
大人ばっかやって子供の分ケチってんじゃん!と言われそうですが、
私と妻は職種の関係でしなければならないのです。
なぜ子供たちにしないかというと
効果に対するメリットを感じないから
です。
インフルエンザにかかっても基本的には2日で熱は下がり復活しますから、
かかったら仕方ないくらいの気持ちです。
A型にかかったらもう一度A型にかかる可能性は0ではありませんが低いです。
インフルエンザ予防接種をしていても、1シーズンにA型B型両方に感染する人もいますから、
もう運の世界かなと感じてます。
この判断は正しいものとして人に進めることはしません。あくまでも自分の家族に対して自分の責任で判断するものです。
ちなみにインフルエンザにかかったのかどうかですが、
3年前に家族全員同じ時期にかかりましたが、それだけです。
確率としてどう考えるかですね。
まとめ
ということでインフルエンザの予防接種についてまとめます。
- 予防接種をする場合
- 2週間後に効果が出る
- 5ヶ月程効果は持続する。
- 例年12月頃に流行が始まり4月頃終息する
- 予防接種をしたから感染しないわけではない
- 成人で60%程の有効率。
- 重症化を予防する効果は認められている
- 1回3,500円〜4,000円
- 予防接種を受けることで5〜10%インフルエンザと似た症状が出ることがある
- 13歳未満は2回接種である
- 会社や市町村で補助がある場合がある
- 1シーズンにAもBもかかる可能性はある。(予防接種をしてもしなくても)
という感じです。
我が家は予防接種をしないという判断をしてますが後は各家庭の判断です。
絶対に感染するわけにはいかない(会社を休めない、看病できる人がいないなど)
という場合ももちろんあると思います。
その場合は万全を期すという意味で予防接種をした方がいいかもしれません。
予防接種以外の予防法
- うがい
- 手洗い
- マスク
- 大型ショッピングモールや人が集まる場所にはいかない。長居しない。
以上です。
冬期間、しっかり健康体をつくって迎えましょう。