ウイルス対策に対しては以前より、ポリフェノールが効果ある
と言われています。
その真相はどうなのでしょうか。
基本的にウイルス対策はかかる前の対策が非常に大事です。
規則正しい生活、食事、うがい、手洗い等、日々の積み重ねであることは間違いありません。
私は無糖紅茶がかなり好きでほぼ毎日飲むのですが、紅茶には多くのポリフェノールが含まれます。
ちなみに私が飲み始めた当初はダイエット目的でした。
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無糖紅茶とダイエットの関係です。私はほぼ毎日何かしらの無糖紅茶を飲んでいます! 紅茶ダイエットとしての効果を求めて紅茶だけを頑張ってひたすら飲んでいるわけではありません。でも、ダイエットの時は加糖の飲み物はNGです[…]
今は毎日500~1,000mlは飲んでいます。
ここ2年程、毎日無糖紅茶を摂取している私が、紅茶のポリフェノールはウイルス対策に効果があるのかということについて、わかりやすく解説します。
目次
毎日紅茶の飲み続けた効果は?
対ウイルスという面では
・ずっとインフルエンザにかかっていない
・会社を休む程の風邪をひいていない
・感染性胃腸炎等の感染症にはかかっていない
・基本的に体調がいい。
これが全て無糖紅茶のおかげとは思いませんが、毎日続けていることの1つではありますので、少なからず影響はあるのではないかと考えています。
紅茶ポリフェノールがウイルスの99.96%を減少させる?
まずは学術的な根拠です。
三井農林という企業が行った実験結果です。
「紅茶のインフルエンザウイルスを無力化する効果を確認した実験」
✔紅茶がインフルエンザウイルスを無効化するまでの時間はわずか15秒
✔99.96%のウイルスが減少
✔紅茶で無力化したウイルスは復活しない
また、同社の社内調査によると
✔紅茶の飲用頻度が高いとインフルエンザ発症率は低い
ということがわかったと発表しました。
このことは同社のホームページにも掲載されています。
紅茶でインフルエンザが治る、予防できるものではない!
上記のような実証実験の結果を見る場合は、その1点だけの視点で間に受けることは非常に危険です。
実験や調査にウソや改ざんはないと思いますが、三井農林担当者もプロモーションの一環であると述べています。
また、日本紅茶協会でも、2019年10月「「マスク、手洗い、紅茶」を毎日の習慣に!」とツイッターに投稿し、紅茶がインフルエンザ予防に効果があるとうたっています。
「11月1日は紅茶の日~寒い季節に、手洗い、マスク、紅茶。~」日本紅茶協会と紅茶飲料業界5社が「紅茶の日」に限… https://t.co/spZMRKc4k6 pic.twitter.com/7tgnacJyH1
— PR TIMESニュース (@PRTIMES_NEWS) October 28, 2019
ただ、ポスターには小さく「紅茶の飲用で、インフルエンザ感染への予防や治療の効果があるわけではありません」と但し書きしてあるそうです。
紅茶のポリフェノール成分と、ウイルスを直接戦わせればポリフェノールが99.96%のウイルスを倒せるというものであり、人が生きる上で、そのようにタイミング良く戦わせることはできません。
仕組みを知っておくことが大事です。
(引用:産経ニュース)
・飲んだら薬の如く効く
・飲んでいたらウイルスの侵入を防ぐ
といわけでは残念ながらありません。
時々流行する「○○ダイエット」と同じですね。
その食材には何かに対して一定の効果はあるが、それだけ求めればいいというものではないです。
インパクトのあるキャッチコピーで商品を売るためのメーカーの戦略と受け止めておきましょう。
◇三井農林=日東紅茶、三井銘茶で有名な飲料メーカーです。
◇日本紅茶協会=紅茶メーカーや輸入業者等で組織された団体です。
ポリフェノールとウイルス
次に
・そもそもポリフェノールとは何か?
・なぜウイルス対策に効果があるという話になるのか?
を説明します。
ポリフェノールとは
一般的にほとんどの植物が持っている苦味や色素の成分です。
種類も多くあり
有名な所では、アントシアニン、カテキン、イソフラボンです。
その他にもカカオポリフェノール、ルチンといったポリフェノールがあります。
主に飲み物の原材料に含まれているんですね。
ウイルスに強い抗酸化物質
ポリフェノール自体、強い抗酸化作用を持ち、有害物質を無害に変換します。
植物が自らを防御するために作り出した物質で、対ウイルス最強の植物性抗酸化物質でしょう。
活性酸素を取り除き、酸化の働きを抑える物質のことです。活性酸素は微量であれば人体に有用な働きをしますが、大量に生成されると過酸化脂質を作り出し、動脈硬化・がん・老化・免疫機能の低下などを引き起こします。(出典:厚生労働省e-ヘルスネット)
ポリフェノールの効果はウイルスだけではない!!
ポリフェノールについては多くの魅力的な効果が証明されています。
アントシアニン | 視力回復 |
カテキン | 抗ウイルス、口臭予防他多数 |
イソフラボン | 更年期症状緩和 |
カカオポリフェノール | 血圧低下、美肌効果 |
ルチン | 毛細血管強化 |
ここに上げただけでも、生活習慣にとてもよい影響があります。
適切にポリフェノールを摂取することは健康な体には必要なことと言えます。
ではどのように摂取するとよいのでしょう。
ポリフェノールが含まれる物とは?
私が好んで飲んでいる紅茶にはポリフェノールが多く含まれます。
紅茶ポリフェノールと言われます。
緑茶にはカテキンが含まれているのが有名です。
その他、ワイン、コーヒー、豆乳、ココアはポリフェノールが含まれる飲み物です。
食べ物ではチョコレートや豆類、ブルーベリーが有名です。
特徴として
健康的なうえに、美味しく簡単に摂取できるものがそろっている
という感じです。
健康にいいものは比較的まずいものが多いですからね。
緑茶なんかは日常生活にとても密接で、飲む機会が多い方もたくさんいるのではないでしょうか。
ポリフェノールの摂りすぎはよくない?
ポリフェノールの適正な摂取量
ポリフェノールの適正な摂取量は特に定められた文献、基準はありません!
美味しく摂取できる程度で取り入れるといいでしょう。
ポリフェノール摂取にあたり、注意点が1つあります。
ポリフェノール摂取の注意点
考えなければならないのは、全ての食べ物、飲み物はポリフェノールだけで出来ているわけではないということです。
例えばチョコレートにはポリフェノールがたくさん含まれます。
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✔甘いチョコレートを取り過ぎるとどうなるか。
✔ポリフェノールのためにワインをがぶがぶ毎日の見過ぎたらどうなるか。
この視点では、無糖紅茶をずっと飲み続けている私の摂取方法は糖分を始めとする必要のない成分を無駄に取ることはないので優れていると言えそうです。
ポリフェノールだけを効果的に摂取する方法
ポリフェノールの成分がウイルス対策の一つになるのであれば摂取しておくにこしたことはありません。
でも、お茶も嫌い、紅茶も嫌い、コーヒーもワインも得意じゃない方。
必ずいると思います。
ポリフェノールはピンポイントで摂取可能です!!
サプリメントです。
こちらのDHCはコンビニで売っていますから試しに買ってみてもよいでしょう。
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ポリフェノールサプリで一番売れているのはイソフラボンのようです。
この商品がAmazon売れ筋No1でした。
無糖紅茶の効果的な摂取方法
一見健康被害がなさそうな無糖紅茶もやはり飲み過ぎはよくありません。
ポリフェノールだけでなく、カフェインやタンニンも一緒に摂取することになります。
頭痛、腹痛、生理作用、利尿作用、下痢、便秘等への影響もわずかながら認められていますが
ただ、結局これもある一方からの見方です。
無糖紅茶は当たり前ですが無糖です。
ジュースや炭酸加糖飲料をゴビゴビ飲むことに比べるとメリットの方が多いです。
500ml~1,000mlをちょいちょい摂取する飲み方がおススメです。
1日に何回か分けて飲むことでウイルスと紅茶が出会う確率も高まり、ウイルス対策の面でも効果があります。
私はダイエット中の飲み物は無糖紅茶がほとんどでした。
炭酸飲料、乳酸飲料、加糖コーヒーが好きだった私は、水やお茶だけでは厳しかったのですが無糖紅茶に出会い、ダイエットが楽になりました。
味もあり、美味しく、無駄な糖分摂取を楽に減らすことができました。
【実証】ポリフェノールのウイルス効果は本当にあるのか。
私は、少なくともここ2年間はほぼ毎日無糖の紅茶を500ml~1,000ml飲み、加えて食事時の緑茶、仕事中に無糖コーヒーを飲みます。
ポリフェノールの一般的な摂取量に比べると、おそらく高いだろうなと思っています。
そんな私ですが
・視力は超良い。
・更年期症状は無し
・血圧正常
・何よりインフルエンザにかかっていません。
・また会社を休むほどの風邪もひいていません。
・感染性胃腸炎等の感染症にはかかっていません。
これらはポリフェノールだけの効果ではありません。
インフルエンザワクチンも打ってますし、うがい手洗いも徹底しています。
一方ではお菓子も食べますし、飲み会で暴飲暴食することもあります。
でもポリフェノールの効果はない!とも言い切れないですよね。
新型コロナウイルスにも対抗できるという可能性だって0ではないかもしれませんね。
ポリフェノール摂取は全体のバランスが大事
ポリフェノールの多く含まれた飲み物を効率良く摂取していても、睡眠が少ない、アルコール過剰摂取、タバコ、食事が偏っているなど他の生活習慣に問題がある場合は効果は期待できません。
抗酸化作用があることは明らかであるポリフェノール。
点でみれば効果的。
様々な成分の点と点を線で結んで線にしていくイメージが理想的です。
ポリフェノールだけを積極的に摂るのではなく、生活全体をみてのバランスが大事である!
という結論です。
市販紅茶のポリフェノールについて
市販の無糖紅茶にはポリフェノールはどれだけ含まれているのでしょうか?
私が普段愛飲している無糖紅茶のポリフェノール含有量は以下の通り。
・午後の紅茶 おいしい無糖=210mg
・ジャワティ=300mg
・クラフトボスTEA=不明
・セブンイレブンアールグレイティ=不明
茶葉にはほぼ確実にあポリフェノールが含まれるので
クラフトボスもアールグレイティも含まれていることは間違いありませんね!
まとめ
紅茶ポリフェノールとウイルス対策についてまとめると
✔紅茶のポリフェノールには抗ウイルスとして学術的には効果がある
✔ただし、紅茶を飲むだけでウイルスを寄せ付けないものではない
✔ポリフェノールは抗ウイルス以外に多くの魅力的な効果がある
✔摂取方法はこまめな水分補給時に紅茶摂取するのが望ましい
✔紅茶を飲んで摂取できる栄養成分はポリフェノールだけではない
✔ポリフェノールだけを摂取したい場合はサプリメントがおススメ
私はポリフェノールが欲しくて紅茶を飲むわけではありません。
紅茶を味わい、楽しむ延長にポリフェノールが摂取できるという感覚です。
全てはバランスですね。
今市販されている無糖紅茶は本当に美味しいです。
先日の楽天お買い物マラソンでまた午後の紅茶1箱購入しました。
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私の紅茶生活はまだまだ続きます。
ポリフェノールが摂取できる飲み物としては緑茶が王者かもしれませんが、緑茶が苦手な方には無糖紅茶は超おススメですね。