ICT教育とは?新学習指導要領のポイントを徹底解説!いつから何がどう変わるのか?

新学習指導要領の改訂で、学校の教育が大きく変わります!

 

私たち親世代が常識として考えてきた教育とは大きく違います。
どんな風に変わるのでしょうか?

 

文部科学省の方針を読むと
学校での授業があって、家で机に向かって家庭学習ノートで勉強する
というだけでは厳しくなると思います。

 

特にインターネットやパソコンの影響がとても大きいです。
家庭のインターネット環境含めて、親の役割は非常に大事になります。

 

2020年から新学習指導要領がネット上でも確認できます。
ポイントを抑えて、今から家庭でも準備しておきましょう。

 

この記事では、
✔新学習指導要領のポイントは?
✔一体、いつから、何が、どうかわる?
✔事前にどのような準備が必要か?
✔子供が授業から遅れないためには?

 

これらをわかりやすく説明します。

 

 

新学習指導要領改訂3つのポイント

 

学習指導要綱は教育の基準となるもので10年に1回改訂されます。

 

実態は文部科学省のホームページから見ることができます。

 

 

ご自分でじっくり確認したい方はご覧ください。

 

今回の改訂で、子供にもろ影響しそうなポイントは3つです。

・ICT教育

・プログラミング教育

・英語教育

 

どれも私たち親世代は学校で習ったことではありませんね!
おのずと、家庭でのフォローが難しいという状況になってきます。

 

ママ
ICTってなに?
プログラミングって何?
英語はもう習っているんじゃないの?

 

具体的に説明します。

ICT教育とは

 

ICT=「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略
1つは、学校の設備がIT化していきます。
つまりパソコンやタブレットを使った授業が進んでいきます。

 

今までは、学校の先生の頭の中、教科書に書いてあることだけが教材でしたが

 

これからは全ての情報が教材になります。

 

文科省は情報活用能力を重視し、以下のように位置付けています。

 

言語能力と同様に「学習の基盤となる資質・能力」とする!

 

「情報活用能力」とは、コンピュータ等の情報手段を適切に用いて情報を収集・整理・比較・発信・伝達したりする力 です。
ちょっと難しいですね。

 

簡単にまとめると、
・インターネットをうまく活用できる。
・パソコンをうまく活用できる。
・正しい情報を分別する力
・デマや間違った情報を見抜く力
・情報を守る力(セキュリティ)
・正しい情報を使う力
・正しい情報を発信する力
・論理的に物事を考える力(プログラミング的思考)
といった考え方です。

 

プログラミング教育とは

プログラミング教育、今回の改訂の大きなポイントです。
なぜなら殆どの親がピンと来ないからです。

 

「何するの?」
というのが最初の感想ではないでしょうか。

 

なんかアルファベットの単語をズラズラと書き続けるイメージ。
そんなの子供にできるの?
と思ってしまうはずです。

 

プログラミング=コンピューターが処理する内容を順にコードで指示すること

 

世の中はこのプログラミングであふれています。

 

例えば、冷蔵庫を思い浮かべてください。
・扉が空いたらライトをつける
・扉が20秒開きっぱなしの場合はアラームを鳴らす
これらの動作は全てプログラムされているのです。

 

今回、学校で習うプログラミングは、1つの教科になるものではありません。
特に小中学校では、いわゆるプログラマーを目指した勉強というよりは、プログラミング的な思考を学ぶ事がメインです。
高校生になれば実際にコードを書いてプログラムしていくことになります。

 

具体的には
✔小学校では現行の算数や理科などの授業内
✔中学校では技術家庭科の授業内
✔高校は必修科目で情報処理教科
でのそれぞれの授業となります。

 

 

こういったもので夏休みと言わず、今の自粛期間に親子で学ぶのも一つでしょう。

 

 

英語教育

英語は現在も、小学校5年生から学んでいます。

 

変更点は
✔2年早くなり、小学校3年生からスタートする
✔5・6年生では成績の付く教科になる

 

「聞く」「読む」「話す」「書く」の力を総合的に学び、高校卒業までにはコミュニケーションが取れるレベルを目指すということで、私たちが学んできた英語学習よりも、より実践的な学習になります。

 

知識としての英語ではなく、実際に使えるものとして英語を習得するいうことです。

 

これは納得です。
実際私も中学からずっと英語を習ってきました。
一定数の単語や文法は覚えていますが、実際に使えるかと言えば無理です。
そんな大人にしないためと考えるとわかりやすいですね。

 

 

新学習指導要領のスタート時期

 

小学校は2020年度
中学校は2021年度
高校は2022年度
と決まっています。

 

(引用:文部科学省ホームページ)

 

2020年度は新型コロナウイルスの影響で休校が4月にズレこんでいます。
新しいスタートがきれるはずが、残念ながら足踏み状態です。

 

とはいえ、もう新しい学習はスタートしています。

 

そしてコロナの影響でICT教育は加速していくものと思われます。

 

今から予習できるとよいかもしれません。
ちなみに私は現在の自粛期間中に中学生の子供のブラインドタッチは習得させたいと考えています。

 

 

家庭や親の関わりの差が成績に影響する?

 

今回のポイントとして
・ICT教育
・プログラミング教育
・英語教育
を上げました。

 

実際、家庭でこの3つについて予習や復習で親がどの程度フォローできるでしょうか。
中々難しいです。

 

 

これらを職業としている親や得意な親が、大きなアドバンテージになることは間違いありません。
学校の授業をちゃんとやれば、こなすことはできるでしょう。

 

でもこれらの学習というのは、子供達がこれから生きていく上で非常な大事な分野です。
レベルの差は学校での学習以外の部分になっていくのではないでしょうか。

 

家庭で備えておくべきこととは?

 

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新しい学習に入る前に備えておくべきこととして、以下をおススメします。

 

・パソコンやインターネットを身近なものにすること
・パソコンやインターネットの基礎知識を習得させること
 具体的には
・スマホだけではなく、PCをすぐ触れる環境にする
・ブラインドタッチを習得させる
・PCの最低限のトラブル対応を習得させる

 

パソコンは慣れが最強です。
家庭では、失敗も成功もありません。

 

必要なことに慣れさせることが重要です。

 

子供の成績を一歩リードさせたい方は

 

子供から苦労してもらいたくないというのは親心です。
せめて他の子供達と同じように授業について行って欲しいと思います。

 

一方で
周りの子供達よりもリードしてもらいたいというのもまた親心

 

そのような場合はスクールやオンライン学習で学ぶことが大事です。

 

特にプログラミングや英語については多くの教材もありますし、信頼できるオンライン学習ツールもあります。
お金はかかりますが、一つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

 

英語やプログラミングを含めて幅広く学ぶことができます。

下記のような大手はしっかりと学習指導要領に沿った勉強が可能です。

 

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ICT教育で学校はどう変わる?

 

今、世の中はAIや5G等、技術革新によって大きくしかも早いタイミングで変化し続けています。

 

10年前の常識はもはや常識ではありません。

 

そんな時代の流れの中で生きていく子供達にとって大事なことは知識だけを詰め込む学習ではなく必要な情報を入手し、理解し、利用する力をつける学習です。

 

自分で問題意識を持ち解決する手法を見出す主体性。

 

学校は先生が知識を教える場から自ら学び、先生がフォローする形に変わっていきます。

 

まとめ

 

2020年より学校の学習が変わります。
ICT教育、プログラミング、英語の3つを取り上げました。

 

実際の学習も変わりますが、私がすごく大事だなと感じていることは、学習への取り組み方が変わるという点です。

 

「黒板からノートに書き写し、教科書や参考書を使って勉強をする。そしてテスト前にはテスト範囲を攻略するべく暗記したり繰り返し書き写す。」
という学習から
「課題を立て、情報を入手し、理解し、解決までの道筋をたて、方法を導き出す」

 

という学習にシフトしていきます。

 

つまり、知識をより多く求め身にすることは重要だがその知識を使いこなす力も超重要ということ。
歴史の学習で「ある出来事が起きた」ことを学ぶとします。

 

いままでは年号と出来事、関連した人物を覚えればテストで点数が取れました。
これからは、それに加え
なぜその出来事が起きたのか。その背景を把握し、その出来事は正しかったのか

 

他にどのような方法が考えられるのか
などといった考え方が必要になるのです。
子供も大変ですが、親である私たちも勉強が必要ですね。

 

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